マー君がWミーティング主役 Bジェイズ指揮官「川崎、手伝って」

[ 2013年12月11日 05:30 ]

練習を終え車で球場を後にする田中

 大リーグ関係者が一堂に会するオフ最大のイベント、ウインターミーティングが9日(日本時間10日)、当地で開幕した。従来のポスティング・システム(入札制度)に代わる新移籍制度の締結は済んでいないが、30球団の監督や首脳陣の間からは同制度でメジャー移籍の可能性がある楽天・田中将大投手(25)へのラブコールが続出した。

 ディズニーワールドにほど近い、ウインターミーティングの会場ホテル。田中や、会場に訪れる予定の楽天・立花陽三球団社長の言動に注目しているのは、日本の報道陣だけではない。米メディア、そしてメジャー球団の関係者も同じだった。

 今年のワールドシリーズを制覇したレッドソックスのジョン・ファレル監督は、自らビデオで投球を見たことを明かした。「彼はとても完成されている投手だ。入札対象になるかどうかに関係なく、注目の存在」。編成業務に直接携わらないメジャーの監督が、日本球界の投手の映像をチェックすることは異例だ。

 2年前、ダルビッシュの入札に参加したブルージェイズのジョン・ギボンズ監督も、同様に映像を見ており「素晴らしいスプリットを持っている。ダルビッシュよりいいという人もいる」と言及。今季ブルージェイズでプレーした川崎の名前を出し「獲得を川崎が手伝ってくれればね」とジョーク交じりに話した。

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