金本先生 小学生に熱弁 阪神?後輩には「本気になれ!」

[ 2013年12月11日 05:30 ]

小学校を訪問し児童と給食を楽しむ金本氏

 スポニチ本紙評論家の金本知憲氏(45)が10日、ヤフージャパンなどが主催する「スポーツ応援プロジェクト」の企画で一日先生を務めた。「アスリート先生の一日HR(ホームルーム)」として堺市の新浅香山小学校を訪問。6年1組を担当して熱血指導を繰り広げた。

 「学校の先生は人生で初めてだった。表現が伝わっているか、わからないけど。自分が経験したことしか(今は)教えられないのでね」

 午前の授業のテーマは「チャレンジ・夢」。34人を前に熱弁をふるった。自身はドラフト4位入団から、連続フルイニング出場の世界記録を樹立する大選手へと成長。厳しいプロ野球界の頂点に立つまでには絶え間ない努力があった。だからこそ、生徒たちには「決意」「行動」「継続」の必要性を説いた。21年間に及んだ現役生活を象徴する言葉だ。

 「まずは決意すること。そして行動、実行。そして継続。そうすれば力は付く。すぐに結果を求めてはいけないよ」

 大学進学の際には浪人生活も経験。苦労と我慢を重ねただけに言葉には重みがあった。午後からはともに給食を食べ、野球の指導も行うなど充実した授業に。ある生徒は「僕もあきらめない心を持つ人になりたい」と目を輝かせた。質問コーナーで「(球界の)後輩たちにかける言葉は?」と聞かれた金本氏は「本気になれ!」とエールを送っていた。

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