移籍合意の呉昇桓4日調印式 今オフはテレビもCMも封印

[ 2013年12月4日 05:30 ]

阪神に移籍合意している韓国サムスンの守護神・呉昇桓

 阪神は4日に韓国ソウル市内のホテルで獲得に成功した呉昇桓(オスンファン)投手(31=韓国・サムスン)との契約調印式を行う。前日3日の午前には中村GMが関西空港から渡韓。夜は、サムスンのソン・サムボン団長と会食した。

 「抑えのポジションにハマる人は、現状いない。きょうは団長と会食する。いろいろ話をできたらと思う」

 韓国歴代トップの通算277セーブ右腕。阪神のV奪回には不可欠な守護神の日本球界行きを決断してくれた、サムスン球団のトップに感謝も伝えた。

 呉昇桓の意気込みも十分だ。この日、韓国のオンラインメディアOSENが、呉昇桓が登山と自転車を使ったトレーニングに励んでいることを伝えた。ソウルの南にある標高583メートルの清渓山(チョンゲサン)で“登山トレ”を敢行中。オフシーズンの現在もテレビ番組やCM出演の依頼を断ってトレーニングを続けていると、呉昇桓の代理人を務めるスポーツインテリジェンス代表のキム・ドンウク氏も明かす。

 「清渓山に登り、漢江(ハンガン)沿いを自転車で走って、下半身強化に重点を置いてトレーニングを行っている」

 また聯合ニュース(電子版)は、この日はソウルのプラザホテルで開かれたプロ野球大賞表彰式に出席したことを報じた。今月18日ごろにグアムに出発して、サムスンの先輩であり元ヤクルトの林昌勇(イムチャンヨン)(前カブス)との合同トレを行う予定ともある。同地で越年して、トレーニングを継続するつもりだ。

 日本語を習得中とも伝わる。サムスンには前投手コーチの落合英二氏や門倉健インストラクターら日本人指導者がいたため、もともと簡単な意思疎通は問題ないレベル。より日本語力を高めることで、自ら和田監督やチームメートらと会話できるよう努めている。

 4日、いよいよ阪神・呉昇桓の第一声が日本に届く。

続きを表示

2013年12月4日のニュース