森 早くも17年WBC照準「第2目標です」

[ 2013年11月29日 05:30 ]

マスコットを手にポーズを決める森

 4年後の夢に思いを巡らせた。西武からドラフト1位指名を受けた大阪桐蔭・森友哉捕手(18)が28日、大阪市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1300万円で合意。台湾で行われた9月の18Uワールドカップ(W杯)でともに戦い、この日楽天入りが決まった桐光学園・松井との17年WBCでのバッテリー再結成について問われると、眼光を鋭くした。

 「自分としては西武で活躍するのが第1目標。その先の第2目標です」

 18UW杯では主将を務め、松井とともに準優勝に貢献した。順調に成長すれば、17年WBCでは侍ジャパンの主力として再びバッテリーを組む可能性は十分にある。松井も同じパ・リーグ。「できることなら勝負したい。同じリーグなら、頑張れば対戦できるかもしれないので楽しみ」。お互いのレベルアップが4年後のWBCにつながる。

 プロで活躍する秘けつは先輩から学ぶ。バッテリーを組んで甲子園春夏連覇を達成した1学年先輩の阪神・藤浪に対し「プロで必要なことなどを聞いてみたい」と再会を熱望。例年オフに行われる同校OBの合同自主トレで一緒に練習する可能性もあり「今、どんな球を投げるのか実際に受けてみたい」と1年目から10勝を挙げた右腕の球を肌で確かめたいという。

 1メートル70と小柄ながら、高校通算41本塁打を誇るパンチ力とバットコントロールも魅力。現在は木製バットで練習に取り組んでいる。「背は小さいけど、それに負けないパワーやキャッチングスタイルを鍛えたい。炭谷さんを目指してやっていきたい」。森は4年後の「日の丸」を見据え、まずは獅子の正捕手争いに挑む。

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2013年11月29日のニュース