福留 左ふくらはぎ回復次第で来春キャンプ2軍スタートも

[ 2013年11月15日 09:35 ]

 左ふくらはぎ故障からの復調を期す阪神・福留孝介外野手(36)が、来春キャンプを2軍の安芸組でスタートする可能性が出てきた。今春の沖縄宜野座キャンプで“第2球場”として活用した金武町ベースボールスタジアムが来春は諸事情により利用不可になったことが判明。回復具合によっては別メニュー調整も選択肢とする福留を安芸組に組み込む案が持ち上がった。

 今春キャンプ序盤は新井や藤井彰、関本ら一部主力が個別調整に努めた金武町の球場について球団関係者は「来年は使えなくなったようだ」と明かした。金武町関係者の説明によれば、既に近隣の宜野座球場に拠点を置く阪神に対し、沖縄本島に本拠地球場を持っていない楽天や韓国球団の利用が優先されたもようだ。

 第2球場の“喪失”が最も影響するのは体調面を理由に別調整を強いられる選手だ。気候面だけを考慮すれば温暖な沖縄が最適な一方、宜野座ドームは人工芝で特に下半身に不安を抱える選手の調整には適さず、11年春には左膝手術明けの城島が安芸スタートとなった例もあった。

 今季6年ぶりに日本球界へ復帰した福留は5月下旬に左膝を手術。8月中旬に戦列復帰後は左ふくらはぎ故障を発症して63試合の出場にとどまった。現在は懸命なリハビリに努めている最中で、今後の回復具合も考慮しながら来春開幕へ向けた万全調整の道を模索していくことになりそうだ。

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2013年11月15日のニュース