落合GM “厳冬”一転 最多登板岡田は投手球団最高417%増

[ 2013年11月14日 06:00 ]

大幅アップの3000万円で更改し、笑顔でポーズをとる岡田

 これもまた「落合流」査定だ。中日の岡田俊哉投手(21)が13日、投手では球団史上最高の上げ幅となる417%アップの3000万円で契約更改した。

 「自分としては1軍最低年俸の1500万円ぐらいけばいいなと思っていたので、びっくりしました。使い道?まだリビングにエアコンがないので…」

 それもそのはず、今季の580万円から5倍以上となる大幅増。ここまで18人が野球協約に定められた減額制限(年俸1億円以上は40%、1億円以下は25%)を超えるダウン提示での「厳冬更改」が続いていただけになおさらだ。

 09年ドラフトで、当時監督だった落合GMに1位指名された大器。4年目の今季はチーム最多の66試合に登板し、7勝5敗、15ホールド、2セーブ、防御率2・79と大きな飛躍を遂げた。

 これまでは「ムチ」を振るい続けてきた落合GMだが、この日は侍ジャパンに選出された大野が1050万円増の年俸2800万円、平田が600万円増の年俸3500万円と「アメ」を与えた。岡田の異例のアップ率に、落合GMは「あいつがいなかったら最下位だろ。やった者は報われる、やらなかった者は落ちていく。この世界の原理原則に従っただけ」と涼しい顔で話した。「信賞必罰」は徹底している。

 ▼中日・大野 もっとやれた。来年は貯金をつくれる投手になりたい。

 ▼中日・平田 一段階上の野球ができる兆候がある。開幕からスタメンでクリーンアップを打ちたい。

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2013年11月14日のニュース