被災児童が甲子園ではつらつプレー 宮城・塩釜の29人

[ 2013年11月9日 17:21 ]

甲子園で行進する宮城県塩釜市の小学生

 東日本大震災で被災した宮城県塩釜市の小学生が9日、兵庫県三田市の三田青年会議所の招きで甲子園球場(兵庫県西宮市)を訪れた。男女29人が「きずな」と「きぼう」の2チームに分かれ、三田市のチームとの交流試合に臨んだ。

 29人はそれぞれ所属する少年野球チームから選ばれ、事前に合同練習はほとんどできなかった。ミスが出ても大きな声で励まし合い、元気いっぱいに駆け回っていた。

 きずなチームで主将を務めた塩釜市立第二小学校の小川泰世君(12)は「テレビで見るよりずっときれいな球場だった。大好きな阪神の西岡剛選手と同じ場所に立ててうれしい」と笑顔を見せた。

 三田青年会議所は震災以降、塩釜市への援助を続けており、被災した子どもたちと地域を越えて交流の機会を持てるようにと対戦を企画した。

 この日は午前中、福島県の中学生も別の青年会議所から招待され、甲子園球場で地元中学生とチームを組んで試合した。

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2013年11月9日のニュース