広島、ドラ1候補は地元出身!法大・石田&早大・有原に熱視線

[ 2013年11月7日 08:33 ]

広島が1位候補とした法大・石田(左)と早大・有原

 広島が来年のドラフト1位候補として、法大・石田健大投手(20)と早大・有原航平投手(21)の2人に密着することが6日、分かった。ともに地元・広島出身の即戦力投手。球団関係者は「広島出身の選手だし、マークすることになる」と語った。

 石田は広島工出身の本格派左腕。甲子園出場経験こそないが、最速144キロの直球と切れ味の鋭いカーブ、スライダーを武器に高い奪三振率を誇る。東京六大学では既に15勝をマーク。左投手の少ない広島にとっては魅力的な存在だ。

 一方の有原は広陵高時代から甲子園で名をはせた右腕。最速154キロを誇るスピードボールが最大の魅力だが、秋のリーグ戦では8試合で四死球7と、制球力にも定評がある。今秋は最優秀防御率(0・72)の初タイトルに輝いた。

 「石田は腕の振りが魅力だし、有原には安定感がある。どちらも即戦力になる」と関係者。豊作と言われる来年のドラフトだが、地元出身の逸材を逃すわけにはいかない。継続して2人に熱視線を送る方針だ。

 ◆石田 健大(いしだ・けんた)1993年(平5)3月1日生まれ、広島県出身の20歳。広島工では甲子園出場なし。法大では1年秋からリーグ戦出場し、通算30試合15勝6敗、防御率2・64。最速150キロの威力ある直球にスライダー、チェンジアップ、カーブ。1メートル79、81キロ。左投げ左打ち。

 ◆有原 航平(ありはら・こうへい)1992年(平4)8月11日生まれ、広島県出身の21歳。広陵3年時にエースとして春夏連続で甲子園出場し、春は4強。早大では1年春からベンチ入り。リーグ戦通算13勝10敗で、今秋は8試合3勝1敗、防御率0・72で最優秀防御率賞を獲得した。150キロを超える速球にスライダー、カーブなどを操る本格派。1メートル87、90キロ。右投げ右打ち。

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2013年11月7日のニュース