小久保監督「背広と違って気が引き締まる」 中田は4番に意欲

[ 2013年11月6日 18:41 ]

 指揮官として初めて日の丸のユニホームに身を包んだ小久保監督は、約2時間半の練習を静かに見守った。「背広と違って気が引き締まる。若い選手が多くて声も出ていた」と白い歯を見せた。

 8日に初陣となる台湾戦を控えるが、グラウンド上の指揮官の動きから気負いは感じられなかった。練習中は打撃ケージの後ろに陣取り、投手陣がブルペンに移動しても、じっくりと野手のスイングチェックに余念がなかった。

 現役時代に413本塁打を放った監督が軸として期待するのが日本ハムの中田だ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の舞台も経験したスラッガーの存在感はチームで群を抜く。フリー打撃で快音を響かせた中田は「ユニホームを着て気合が入った。もっと打てるところを見せたい」と4番としてチームを率いる意欲に満ちていた。

 2017年に予定されている第4回WBCでの優勝を最終目標に掲げるチームにとっては長い道のりの第一歩にすぎない。小久保監督は「プレッシャーもかかるだろうが、このチームでしか味わえない。存分に味わってほしい」と選手たちに期待を寄せた。

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2013年11月6日のニュース