長男貴光氏「スッと眠りにつくように静か」に川上氏逝く

[ 2013年10月30日 21:11 ]

川上哲治氏死去

 川上哲治氏の長男貴光氏(67)が30日、東京都内で取材に応じ、息を引き取った28日の様子について「本当に静かに、スッと眠りにつくように静かだった。報道の大きさを見て、野球人としての大きさを感じた」と静かな口調で振り返った。

 巨人監督として周囲に与えた印象と、家庭でのもの静かな姿にギャップを感じていたという。「野球人としては頑固。いい印象ではないとマスコミに書かれた。家庭人としては穏やかで優しい人間だった」と懐かしそうに話した。

 2009年11月に脳梗塞を患うまでは趣味のゴルフを楽しみ、野球もテレビで見ていたという。父についての著作がある貴光氏は「最近はテレビ観戦ができていなかった。気遣いとか、配慮がものすごくある人だった」と残念がった。

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2013年10月30日のニュース