43歳斎藤 15年ぶり日本シリーズ登板 貫禄の9球締め

[ 2013年10月30日 06:00 ]

<巨・楽>9回を抑え笑顔を見せる斎藤

日本シリーズ第3戦 楽天5―1巨人

(10月29日 東京D)
 9回は楽天・斎藤が3者凡退で締めた。横浜時代の98年以来、15年ぶりの日本シリーズ登板は史上最長ブランク。先頭の4番・村田をスライダーで中飛に打ち取るなどわずか9球で巨人打線を片付けた。

 頼もしき43歳。「とにかく今までやってきたことを出すだけ。常にギリギリの状態だけど結果を出すだけだから」とチームの精神的支柱としてチームをまとめている。この日も「きょうは嶋のリードに助けてもらった。ただ腕を振るだけに集中していきました」と女房役に感謝するなど、あくまでも黒子に徹していた。

 ≪パ最年長記録≫43歳8カ月の斎藤(楽)が今シリーズ初登板。日本シリーズでは10年山本昌(中)の45歳2カ月に次ぐ高齢登板で、パでは50年若林(毎日)の42歳8カ月を抜く最年長記録だ。また、斎藤は横浜時代の98年以来15年ぶりの出場。78年船田(ヤ=内野手)に並ぶシリーズ出場最長ブランクとなり、投手では00年長冨(ダ)の14年ぶりを1年上回った。

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2013年10月30日のニュース