「一方的な判決」と控訴検討 金本さんへの詐欺

[ 2013年10月28日 17:54 ]

 プロ野球阪神タイガースなどで活躍した金本知憲さん(45)から1億円以上をだまし取ったとして詐欺罪に問われた無職本多善光被告(46)の弁護人は28日、求刑通り懲役8年を宣告したさいたま地裁判決を「一方的に検察側の主張を認めた非常に厳しい内容」と述べ、被告と相談し控訴を検討する考えを示した。

 28日の判決は、事件についての金本さんの説明は「関係証拠とも整合しており、信用できる」と判断。「だますつもりはなかった」とする被告の主張を全面的に退けた。

 さらに判決は、金本さんが重い処罰を求めていることに触れ「被害は巨額で、結果は重大。厳しい感情には無理からぬものがある」と指摘。「不合理な弁解に終始し、罪と真剣に向き合う態度を示していない」と被告を批判した。

 判決によると、本多被告は2006~09年、10回にわたり、ボートレース団体への預託金や農地取得などの名目で、金本さんから計1億1680万円を詐取した。

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