ソフトバンク、ドラ1は松井に一本化 深刻左腕不足を考慮

[ 2013年10月22日 09:23 ]

 ソフトバンクが、24日のドラフト会議で桐光学園の左腕・松井裕樹投手(17)を1位指名することが21日、濃厚になった。地元・九州共立大の即戦力右腕・大瀬良大地投手(22)と直前まで悩んだ末、あえてエースとなり得る素材を選択。球団関係者も「松井は貴重な左腕。三振も奪える。全国を見渡しても貴重な素材」と大きな期待をかけた。

 チームは12年に12勝した大隣が国指定の難病・黄色じん帯骨化症を患い、同じく12年に8勝を挙げた山田は今季3勝でドミニカ共和国のウインターリーグへ派遣されている。先発ローテーションの深刻な左腕不足も、松井一本化へと拍車をかけた。

 来季は、3年契約の最終年を迎える秋山監督の勝負の年。「(課題は)先発の部分」と指揮官が言い切るほど即戦力投手はのどから手が出るほど欲しい。競合のリスクを負っても挑戦するだけの価値を、この未完の大器はその左腕に秘めている。

続きを表示

2013年10月22日のニュース