西武 伊原監督“復帰”で一本化、潮崎氏は来季も2軍監督

[ 2013年10月17日 06:00 ]

2002年、西武をリーグVに導いた伊原氏

 西武が次期監督候補を伊原春樹元監督(64)に一本化したことが16日、分かった。同日、鈴木葉留彦球団本部長が宮崎・南郷を訪れ、秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」で指揮を執っている潮崎哲也2軍監督(44)と直接会談。関係者の話を総合すると、来季も2軍監督とすることを伝えた。これまで伊原氏と潮崎2軍監督が次期監督候補に挙がっていた。

 今季限りで退任が決まった渡辺久信監督(48)が17日、後藤高志オーナー(64)にシーズン終了報告と退任のあいさつを行う。鈴木球団本部長やフロント陣も同席するとみられる。後藤オーナーから了承を得た上で、伊原氏に正式要請を行う。後藤オーナーはこの日、新監督について「球団がしっかりと話し合ってから報告を上げてくると思う」と語った。

 伊原氏は02年に西武監督に就任し、リーグ優勝に導いた。03年は2位に終わったが、球団は守備走塁コーチ時代に培った相手の隙を突く野球や、厳格な指導こそが、5年連続V逸となったチーム再建に必要だと判断した。今季は野球解説者として西武の試合を見ており、選手の力量も把握している。伊原氏は就任要請は否定しているが「西武に育ててもらったOBとして意欲は何倍もある」と話しており、受諾は確実だ。

 また、コーチ人事はこの日、橋本2軍投手コーチの退任が決定。1軍は打撃、バッテリー、投手の主要3ポストが空いており、コーチの人選も急ピッチで進められる。

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2013年10月17日のニュース