村田 名誉挽回V打&好守備「無事に寝られます」

[ 2013年10月16日 21:53 ]

<巨・広>9回表2死一、二塁、菊池の遊撃への打球で赤松はオーバーランし三塁タッチアウト。ガッツポーズする村田

セ・リーグCSファイナルステージ第1戦 巨人3―2広島

(10月16日 東京D)
 まさに名誉挽回の大活躍。失策で先制点を献上してしまった巨人の村田が、決勝タイムリーを含む3安打を放ち、最後で守備でも魅せて、巨人に大きな白星をもたらした。

 2回、広島の攻撃で1死一、二塁から石原の三ゴロを捕球した村田は本塁へ投げるが、走者の背中に当たり転々とする間に2点先制されてしまった。それだけに、2―2と追いついた7回、2死満塁で回ってきた打席では「先制点をボクのエラーであげてしまったんで、挽回するのはここしかない、と思った」と136キロのストレートを右前に弾き返した。「打たなかったら寝られない一夜を過ごすところだったのでよかった」と村田。

 さらに、9回2死一、二塁では、菊池の打球に飛びついた坂本からの送球を受け、最後のアウトを取る守備も披露。「最後、守備でも貢献して無事に寝られます」そう言って笑う巨人の4番を、原監督も「見事ですね。素晴らしいバッティングです」と絶賛。巨人は17日の第2戦に勝つか、引き分ければ、日本シリーズ進出に王手がかかるが、村田は「集中して最後まで戦いたい」と元気いっぱいだった。

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