臨時オーナー会議21日開催へ 新コミッショナー選任急務

[ 2013年10月16日 06:00 ]

 12球団の臨時オーナー会議が21日に開催されることになった。新コミッショナーの選任が行われる。セ・リーグは元東京地検特捜部長の熊崎勝彦コミッショナー顧問(71)を候補に一本化しており、独自の候補を擁立しているパ・リーグの一部球団との調整を行う。

 ただ、あるパのオーナー会議出席者は「組織についてもう少し時間をかけて話し合いたい」としており、野球協約で定められた出席者(球団)の4分の3以上の同意を得られるかは微妙な状況となっている。

 17日には臨時理事会が行われ、加藤良三コミッショナー(72)らの処分が決定する。加藤氏は25日で辞任することが決まっており、後任が決まらない場合は野球協約に従いオーナー会議議長であるオリックスの宮内義彦球団オーナー(78)が代行を務める。

 ただ、コミッショナーが兼務する野球殿堂博物館の理事長は法令上「代行」が認められていない。さらにプロアマ間による学生野球資格回復の最終調印も、アマ側が「代行」による署名に難色を示しており、新コミッショナーの選任は急務となっている。

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2013年10月16日のニュース