殊勲打&好捕!エルドレッド早くも宣言「広島に帰ってくる」

[ 2013年10月13日 17:37 ]

<神・広>2回1死一塁、エルドレッドは藤井の飛球を好捕しフェンスラバーに激突

セ・リーグCSファーストステージ第2戦 広島7―4阪神

(10月13日 甲子園)
 CS導入から7年目にして初出場を果たし、一気に2連勝でのファイナル進出。6回に逆転の左前適時打を放ったエルドレッドは「非常に興奮している。素晴らしいCSだった」とお立ち台でまくし立てた。

 0―1で迎えた6回、1死三塁からキラの適時二塁打でまず同点。2死三塁で打席に入ったエルドレッドに気合が入らないはずはなかった。「初球を打ったらいいところに抜けてくれた。非常に気持ちのいい感触だった」。逆転となる左前打を放つと、「勝ち越せば、うちの投手が守ってくれると思った」とチームメートを信頼して、あとは代走に譲り、交代。最高の勝利の瞬間はベンチで見届けた。

 西岡の先頭打者アーチで阪神にいきかけた流れを引き戻したのもエルドレッドだった。0―1で迎えた2回の守備。1死一塁で阪神の8番・藤井彰が放った打球は長打になりそうな大飛球だった。だが、左翼手のエルドレッドがこの大飛球を好捕。「打者もいい当たりを打ったと思うが、打球へのいい読みとジャンプができた。ジャンプしなければ捕れない打球だったが、身長もあるのでジャンプして何とか捕れた。走者が出ていたのが見えたから投げたんだ」。好捕の次はすかさず一塁へ送球して併殺を完成させ、ピンチを一瞬にしてしのいだ。

 16日からはセ・リーグ覇者・巨人とのファイナルステージに臨むが、「東京でいい試合をする準備はできている。そこで何とか勝って、広島に帰って来たい」とエルドレッド。高らかに“下剋上”でのG倒を誓った。

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2013年10月13日のニュース