“下克上”の舞台整った!3打点の井口「失うものはないんで」

[ 2013年10月12日 16:47 ]

<西・ロ>スタンドのロッテファンの声援に応える井口

パ・リーグCSファーストステージ第1戦 ロッテ11―1西武

(10月12日 西武D)
 レギュラーシーズンを3連敗で終えて、3位で迎えたクライマックスシリーズ。勝てば王手、負ければ追い詰められる3回戦制の大事な初戦の流れを引き寄せたのは、38歳のベテラン井口のバットだった。

 初回に甘い直球を左翼スタンドへ運んで先制点をもたらすと、3回には犠飛、5回には適時打と3打席連続打点。

 先制ソロを「何とか先制点を取って試合を優位に進めたいと思っていた。塁に出ようと思っていたが、本塁打になって良かった。感触はあった」と振り返ると、3打席連続打点については「一人一人、皆がしっかりつないで、いい場面でつないでもらって、いい仕事ができた」とチームメートに感謝。お立ち台での短いインタビュー時間の中で「失うものは何もないんで」と2度繰り返した。

 3年前のCSファーストステージは敵地で西武に2連勝し、日本一まで上り詰めたことは記憶に新しい。「そうですね。思い出しますね」と笑顔を見せた井口。「あしたもしっかり戦って、勝ちたいと思います」。3年前の再現“下克上”に舞台は整った。

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