ライアン小川 17勝目ならず それでも最多勝&勝率の2冠

[ 2013年10月8日 21:02 ]

<巨・ヤ>力投する小川

セ・リーグ ヤクルト3―4巨人

(10月8日 東京D)
 ヤクルトのルーキー小川が今季最終戦となる巨人戦に登板。7回2/3を3安打2失点と、1点リードで勝利投手の権利を手にしマウンドを降りたが、チームはサヨナラ負けで17勝目はならなかった。それでも最多勝(16勝)と勝率(・800)の2冠に輝いた。ルーキーが勝利、勝率の2冠に輝いたのは2リーグ制以降では、80年木田(日本ハム)、90年野茂(近鉄)、99年上原(巨人)に次ぐ快挙。新人王にも大きく前進した。

 小川は4回に長野のソロ本塁打、8回にはボウカーに適時打を許したものの7回2/3を3安打2失点。17勝目はならなかったが「来年につながるピッチングができた」とうなずいた。16勝は15勝の広島・前田健らを抑え、単独で最多勝と勝率のタイトルを手にしそれでも「これを続けていかないとエースと呼ばれない」と慢心はなかった。

 新人の16勝は99年の上原(巨=20勝)、松坂(西=16勝)以来となり、チームでは国鉄時代の59年北川(18勝)以来2人目だ。小川は勝利、勝率(・800)ともにセの単独1位。ヤクルトの新人が投手部門のタイトルを獲得したのは72年安田(防御率1位)以来41年ぶり2人目。また、ルーキーが勝利、勝率の2冠に輝いたのは2リーグ制以降では、80年木田(日)、90年野茂(近)、前出上原に次ぐ快挙となった。

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2013年10月8日のニュース