新コミッショナー 元東京地検特捜部長・熊崎氏が最有力

[ 2013年10月8日 06:00 ]

熊崎勝彦氏

 プロ野球の新コミッショナーに元東京地検特捜部長の熊崎勝彦コミッショナー顧問(71)が有力候補に挙がっていることが7日、分かった。

 辞任する加藤良三コミッショナー(72)の後任が今月25日までに決まらない場合は、オーナー会議議長であるオリックスの宮内義彦球団オーナー(78)がコミッショナー代行を務めるが、加藤氏が兼務している一般社団法人日本野球機構会長に熊崎氏の就任が決定的となった。

 現在はコミッショナー候補を12球団が推薦している段階だが、オーナー会議ではセ・リーグ側から「球界に精通した人物がふさわしい」と熊崎氏を推す声が上がっている。今後、セ側は機構会長に就任する予定の熊崎氏を軸に候補を一本化する方針でいる。一方、パ・リーグはビジネス面に明るく、若い実務家の擁立を目指しているが、球界には「コミッショナーは球界の紛争を裁定できる人物」という共通認識が強く、セ側との合意は難しい状況だ。

 熊崎氏は最高検察庁公安部長、東京地方検察庁特別捜査部長(東京地検特捜部長)を経て、現在は日本野球機構(NPB)のコミッショナー顧問および年俸調停委員会委員長を務めている。

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2013年10月8日のニュース