マー君 日本一ローテ!無敗締め、そしてCS第1戦へ

[ 2013年10月8日 06:00 ]

ベンチで星野監督(右)と談笑する田中

 Kスタ宮城で行われた全体練習。三塁ベンチに座って練習を見守った楽天・星野監督はエースの田中について「中8日を空けて、しっかり(CSの)頭に投げてもらう」と明言。8日の登板が今季の最終登板になることに加え、中8日で17日のファイナルSの第1戦に起用する方針を明かした。

 チームは残り3試合。12、13日もオリックス戦(ともにKスタ宮城)が組まれている。現在、田中は通算98勝。仮に8日に白星を挙げ、その後に両日の白星がつきそうな場面で登板すれば100勝の大台に届く可能性はある。しかし、田中が望むのは個人記録よりもチームの日本一。中8日でCSへの準備を整える。
 
 チームは9月26日に優勝も、その後の7試合で1勝5敗1分け。星野監督も「優勝ボケ」という表現で嘆いている。この日は登板前日の軽めのメニューをこなした田中は「無敗でシーズンを終えたいか?」との問いに「もちろん、その気持ちに変わりはありません」と静かに闘志を燃やした。

 プロ野球界では伝説の日とされる10・8。94年のナゴヤ球場でのシーズン最終戦で中日を破ってリーグ優勝を決めた立役者である巨人の槙原、斎藤、桑田は、少年時代の憧れの投手だった。まずは同じ日に「24勝0敗」という伝説をつくり、CSへの弾みとする。 

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2013年10月8日のニュース