東浜 次代エースへ武者修行 プエルトリコ・ウインターL派遣

[ 2013年10月7日 13:12 ]

札幌から帰福したソフトバンクの東浜

 5日の日本ハム戦(札幌ドーム)でプロ初完封を飾ったソフトバンクのルーキー・東浜巨投手(23)が今オフ、プエルトリコのウインターリーグに派遣されることが6日、分かった。育成選手の飯田優也投手(22)とともに今月下旬に日本を出発する。

 「(先発の柱は)実績からいうと摂津だけか。東浜も可能性はある。ただ今のままでは分からない。どんどん、実戦で投げていかないと」。CSの道が断たれ、一夜明けた新千歳空港で秋山監督は東浜をエースに次ぐ2番手候補に期待した。

 そのためには絶好の舞台だ。プエルトリコのウインターリーグは、毎年冬に開催され4チームが参加する。球団からは10年に岩崎、大場、11年は柳田、川原、金無英(キムムヨン)、吉川(現・DeNA)が腕を磨いた。レベルはマイナーリーグの2A~3Aにあたり、ドミニカ共和国のリーグに比べ比較的出場しやすい。一方、トップレベルのメジャーリーガーが調整のため出場することもあり、柳田は元レンジャーズでメジャー311本塁打のイバン・ロドリゲスから直接打撃指導を受けた。バリバリのメジャーとしのぎを削る機会もありそうだ。

 まずは前段階として9日からフェニックスリーグに参加し、実戦経験を増やすことになる。今季最終戦でのプロ初完封から一夜明けたこの日午後、福岡に戻ってきた東浜は「よい経験になった。最後まで投げ切れたのは自信になりました。フェニックスは結果を気にせず、いろいろ試せる。新しいことに挑戦したい。決め球を作りたい」と意気込みを新たにした。

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2013年10月7日のニュース