田上 決勝2ランでMVP!ソフト弟 5年ぶり日本一

[ 2013年10月7日 06:00 ]

5年ぶり2度目の優勝を果たし、マウンドに集まるソフトバンクナイン。中央上は田上

ファーム日本選手権 ソフトバンク4―3ヤクルト

(10月6日 サンマリンスタジアム宮崎)
 プロ野球ファーム日本選手権は6日、宮崎のサンマリンスタジアム宮崎で行われ、ウエスタン・リーグ優勝のソフトバンクがイースタン・リーグ覇者のヤクルトを下し、5年ぶり2度目のファーム日本一に輝いた。最優秀選手賞には決勝2ランを放った田上が選ばれ、賞金50万円を獲得。優秀選手賞には吉村、江尻(ともにソフトバンク)西田、中沢(ともにヤクルト)が選ばれた。
【試合結果】

 ベテランが豪快な一撃で決めた。3番・DHで起用されたプロ12年目の田上が同点の8回1死一塁、バックスクリーンへ飛び込む決勝2ランを叩き込んだ。「少し詰まり気味でしたが、風もあったのでしょう。思ったより飛んでくれた。監督をどうしても胴上げしたかったので勝てて良かった」。試合前にはMVPを獲った選手が焼き肉をおごる約束をしていたといい、「みんなのために獲れて良かった」と太っ腹な一面もみせた。

 ウエスタン・リーグ最多の10勝を挙げたルーキーの山中は、5回途中から登板し、勝ち投手に。今季は1軍の開幕ローテーションに抜てきされたが、結果は振るわず1軍と2軍を行ったり来たり。「いいところも、悪いところもあった。それを生かすのが来年」。先発が早い回で崩れるパターンが、1軍がBクラスに終わった要因の一つとなっただけに、来季の巻き返しを誓った。

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