上原 紅白戦志願登板のワケ 今季73試合登板も登板間隔こだわる

[ 2013年10月4日 06:00 ]

紅白戦に登板し、1回を1安打無失点のレッドソックス・上原

 レッドソックスの上原は2日(日本時間3日)、4日(同5日)から始まるレイズとの地区シリーズに備えて紅白戦に登板した。5回から3番手で登板し、1回1安打無失点。「テーマはない。投げられるかどうか、それだけ」と息をついた。

 この時期では異例の紅白戦。レギュラーシーズン終了から中4日と間隔が空くために組まれた。今季、上原が73試合で防御率1・09と好成績を残した要因の一つが「間隔を空けすぎないこと」。レギュラーシーズンでは3日登板が空くと4日目には試合展開にかかわらず、登板してきた右腕には好都合だった。チームは実戦により近づけるため、スタンドを無料開放。3947人のファンを集め、選手の登場曲も流した。試合開始時間は第1戦と同じ午後3時。さらに大学野球の審判員を2人呼んだ。

 普段は使わないカーブも投げた上原は「あれは半分遊び。来年以降の課題」と余裕たっぷりに話し、3年連続のポストシーズンへ「まだ気持ちを入れても仕方ない」と自然体を強調。その言葉には確かな自信が見て取れた。

 ▽紅白戦 (ボストン)
青 軍 100 000-1
赤 軍 000 00X-0
 ※特別ルール。6回表で終了

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2013年10月4日のニュース