巨人 今村 CS秘密兵器だ 原監督「大きな可能性を秘めている」

[ 2013年10月3日 06:00 ]

<巨・ヤ>力投する今村

セ・リーグ 巨人0-1ヤクルト

(10月2日 東京D)
 巨人の19歳左腕・今村の評価が投げるたびに上昇している。試合後の原監督の言葉が、それを証明していた。

 「自分の打撃をさせていない。大きな可能性を秘めている感じがする。本当に、徐々にステップアップしていますね」

 プロ3度目の先発・今村の武器は緩急だ。バレンティンに代わり4番に座った飯原を3打数無安打に封じた。1、2打席目は140キロ台の直球にフォーク、スライダーで攻めた。そして3打席目は一転、86キロの超スローカーブで投直だ。

 6回5安打1失点。「緩急を使えているのかな」と謙虚に自己分析した。CSファイナルSの先発は内海、杉内、菅野、ホールトンが内定。今村には右の小山とともに、第2先発として期待が懸かる。同じくロングリリーフが可能な高木京はこの日、1/3回を1安打1四球で走者を残したまま降板。相対的に今村の評価が高まった。

 5回1死から山田にソロ本塁打を被弾。プロ初黒星を喫したことに「内角の直球を投げ切れなかった」と反省も口にしたが「生き残るためにも結果を残さないといけない」と力を込めた。今村がチャンスをつかみつつある。

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2013年10月3日のニュース