斎藤佑 5回途中6失点で降板 今季1軍初登板 球に力なく制球乱れる

[ 2013年10月2日 19:36 ]

1回無死、先頭の平野恵にストレートの四球を与え、中島卓(左)から声をかけられる斎藤

パ・リーグ 日本ハム―オリックス

(10月2日 札幌D)
 日本ハムの斎藤佑樹投手(25)が2日、札幌ドームでのオリックス戦に今季1軍初登板初先発した。

 約1年ぶりの札幌ドームのマウンドとなった斎藤だが4回0/3、78球を投げ、5安打1三振6四死球で6失点。右肩を痛めた影響からか、投球フォームに力感がなく、肘が下がり気味でボールに威力がなかった。制球力が身上だが、ストライクとボールもはっきりしてしまい、バランスが悪かった。

 初回、先頭の平野をストレートの四球で歩かせ、不安な立ち上がりとなったが、後続を抑えて無失点で切り抜けた斎藤。しかし、2回は1死一、二塁で8番伊藤に中前適時打を浴び先制点を許した。9番宮崎も四球で満塁となると、平野には右前2点適時打を許し、さらに安達の遊ゴロ併殺崩れの間に1点を奪われた。

 3回を無失点に抑えると、4回は3者凡退に。リズムに乗ったかに見えたが、5回にさらに失点し降板した。

 右肩関節唇損傷から今季2軍暮らしが続いた斎藤。登板前日1日は1軍に合流し、ブルペンで約40球の投球練習。昨年11月1日の巨人との日本シリーズ第5戦(札幌ドーム)以来の登板で「自分が今持っているものを出すしかない。楽しみです」と話していた。

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