ヤクルト 池山打撃コーチが来季2軍監督有力 真中2軍監督は1軍ヘッドに

[ 2013年9月30日 06:00 ]

<ヤ・D>選手交代を告げベンチへ戻るヤクルト・小川監督

 ヤクルトの小川淳司監督(56)が来季も指揮を執ることが29日、正式決定した。試合前に衣笠剛球団社長兼オーナー代行(64)から続投要請を受け、受諾した。契約は1年。小川体制4年目(監督代行も含む)へコーチ陣の大幅な入れ替えも断行する予定で、池山隆寛打撃コーチ(47)の2軍監督就任が有力となった。

 3年ぶりのBクラスが確定しながら昨年まで2年連続でCS進出へ導いた手腕が評価された小川監督は「この成績に責任を感じてるが、このままでは悔しいとの思いはあった。もう1年チャンスをいただけるので、お願いしますのひと言」と話した。衣笠社長は「来季は不退転の決意で臨んでほしい」と再建を託す一方で「コーチの刷新は求められる。契約解除、新規(契約)や1、2軍の入れ替えもある」と明言。中でも目玉となるのが2軍監督の交代だ。

 池山コーチは、現役時代にその長打力から「ブンブン丸」の愛称で親しまれ、93、95、97、01年と4度の日本一に貢献。02年オフの引退後、楽天の打撃コーチを経て11年にヤクルトへ復帰し、今季は1軍打撃コーチを務めた。過去にも若松勉元監督、小川現監督が2軍監督を経験しており、池山コーチの2軍監督就任も次期監督を見据えた配置転換とみられる。2軍で若手の育成や戦術など監督としての経験を積ませる方針のようで、今季イースタン・リーグ優勝に導いた真中満2軍監督(42)は新設予定の1軍ヘッドコーチに就任する見込みとなった。

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2013年9月30日のニュース