最後は押し出し四球!中日・田島 好救援でサヨナラ勝ち呼んだ

[ 2013年9月28日 17:53 ]

<中・神>8回無死満塁のピンチに登板し、後続を絶った田島

セ・リーグ 中日4―3阪神

(9月28日 ナゴヤD)
 中日が4―3で阪神にサヨナラ勝ちして2連勝を飾った。

 3―3で迎えた9回、先頭の大島が四球で歩き、平田の二塁打、高橋周は敬遠されて無死満塁。ここで途中から7番・捕手に入っていた松井雅がフルカウントから押し出しの四球を選び、今季4度目のサヨナラ勝ちを収めた。

 中日の先発カブレラは7回3安打1失点と好投。3―1とリードした状態でマウンドを降りた。だが、8回から登板した2番手・武藤が先頭から3連打で無死満塁のピンチを招くと2者連続で押し出し四球を与えて3―3の同点。カブレラの7勝目を消し、試合を振りだしに戻してしまった。

 だが、なおも続いた無死満塁のこの場面で登板した3番手・田島が三振、一ゴロ、二ゴロで追加点を許さず。9回も無失点に抑えて、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 5勝目を手にし、お立ち台に立った田島はリリーフした8回無死満塁の場面を「投手コーチに“力まずいけ”と言われ、ひとつひとついった。腕も振れていた。開き直ったというより、1点もやれない場面だったので…」と振り返った。

 9月末にやっとつかんだ5勝目に「やっと…遅いんですけど、大分いい感じで放ることができた」という田島。「今季は色々失敗して、チームに迷惑かけてしまった。来季はしっかりやりたいし、僕ら若い世代が頑張らないといけない」と来季に巻き返しを期していた。

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2013年9月28日のニュース