ロッテ CS見据え配置転換 伊東監督「逃げ切る練習」

[ 2013年9月28日 06:00 ]

<ロ・楽>勝利してタッチを交わす内(左から2人目)らロッテナイン

パ・リーグ ロッテ6―0楽天

(9月27日 QVCマリン)
 リーグ優勝は逃したが、ロッテにはリベンジのチャンスが残されている。5―0の8回。マウンドに上がったのは、守護神・益田だった。無失点に抑えると、9回は普段はセットアッパーを務める内が1四球を与えながらも0点で締めた。

 伊東監督は、益田と内の配置転換について「益田は相性が悪いので、前(8回)で行くと伝えた。1点差、2点差を逃げ切る練習」と説明。楽天戦限定の継投であることを明かした。リーグトップの33セーブをマークしている益田だが、楽天戦に限れば7試合で1勝3敗2セーブ、防御率12・60。そこで中継ぎとして同カード3試合無失点の内を「楽天限定クローザー」に指名したのだ。

 昨季セットアッパーとして新人王を獲得した益田にとって、8回は慣れ親しんだ仕事場。「違和感はない。後ろに戻りたいという気持ちはあるけど、チームのことを考えてやる」。全ては楽天をCSで倒すため。予行演習を4投手での完封リレーで飾り、試合がなかった3位・ソフトバンクとのゲーム差を2・5に広げた。

 リーグ3位から日本一となった10年のポストシーズンで大活躍した内が「CSで楽天にやり返すという気持ちはある」と言えば、益田も「リーグ優勝はできなかったけど、CSで倒すチャンスはある。僕のせいで負けた試合を取り返す」とリベンジに燃えている。下克上への準備が始まった。

 ▼ロッテ・伊東監督(松永は)ボールの切れがあった。(楽天は)きのう優勝して気持ちが切れてる状態で戦い、ミスをしてくれた。一戦必勝で戦っていきたい。

 ▼ロッテ・松永(自己最長の6回を投げ、4安打無失点で今季4勝目)相手は楽天だったので、CSを見据えて内容のある抑え方を意識した。

 ▼ロッテ・サブロー(6回に左越え2ラン)楽天に優勝を決められたが、まだ終わっていない。まだ日本一になるチャンスは残っているので、まずはCS進出を決めないとね。

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2013年9月28日のニュース