声詰まらせる前田智「志は高かった。自分なりに全うできた」

[ 2013年9月27日 17:46 ]

記者会見で今季限りでの引退を表明する広島の前田智徳外野手

 【広島・前田智に聞く】

 前田智は何度も声を詰まらせ、約1時間も会見に応じた。

 ――貫いたことは。

 「プロは結果が全て。日常生活から考えてやってきた。大した結果は残していないが、志は高かった。自分なりに全うできた」

 ――広島一筋でプレー。

 「選手としても一人の人間としても成長させていただいた。本当に長い間、お世話になった」

 ――思い出は。

 「うれしいことがかなりかき消されているので、なかなか浮かんでこないが…。2年目にリーグ優勝。日本シリーズまでほとんど使ってもらった。貴重な経験だった」

 ――心残りは。

 「(今季Aクラス入りし)長い低迷にピリオドを打った。その中に自分がいなかったのは残念」

 ――背番号1への思い。

 「歴代の先輩に失礼のないようにやってきたが、けがばかりで似合ってないなと思っていた。(後継者は)ちょっと見当たらない。この背番号は休ませてあげてほしい」

 ――ファンへひと言。

 「こんな故障だらけの選手を応援してくれてありがとうございました」

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2013年9月27日のニュース