ホリエモン あれから9年…楽天V「素直にうれしい」

[ 2013年9月27日 08:36 ]

 あの球界再編騒動から9年。楽天より一足早く球界参入に手を挙げた、当時ライブドア社長だった「ホリエモン」こと堀江貴文さん(40)は「素直にうれしいですね。地域活性化、球界の活性化につながったと思います」と、楽天のリーグ初制覇を祝福した。

 当時、仙台を本拠地候補にしたのも堀江さんが先だった。仮に、ライブドアの参入が認められていたら…。「よりアグレッシブな経営をしていたと思います。徹底的に収益化を進めつつ、積極投資もして戦力強化も進める」。楽天は球団創設9年目にして悲願の初V。もし「堀江オーナー」だったら、何年で優勝できたか。「それは運次第というところもあるので、ど~かな~」とユーモアも交えて答えた。

 04年11月2日のオーナー会議で、楽天との一騎打ちのすえに「落選」が決定。会見した堀江さんは「今後は草葉の陰から見守っていきます」と悔しさをにじませた。その後は証券取引法違反で収監されるなど激動の人生。そんな中、「ライバル」であった楽天・三木谷浩史オーナー(48)との接点は続いているという。「時々、夜の街でバッタリ会う感じです」。さらに「出所祝いの会には来てくれました」。堀江さんは今年3月27日、長野刑務所を仮釈放。その後の祝いの席に、何と三木谷オーナーも出席していたというのだ。

 「まあ、IT業界の人ですけど経営スタイルは全然違いますよね」と三木谷オーナーを評した堀江さん。今後、再び球界参入を目指す可能性はあるのか。「なくはないですけど、時間がなさすぎてそこまで手が回らないと思います」。そして、日本球界への提言として「もっと球団数を増やして、アジアなど世界に配信してファンを増やす努力をして欲しいですね。地域密着もより進める」と力をこめた。

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2013年9月27日のニュース