広島 この雪辱はCSで…胴上げまぶたに焼き付けた

[ 2013年9月23日 06:00 ]

<巨・広>優勝を決めマウンドに走る内海(左)、菅野(中)らの前で立ち尽くす広島・松山

セ・リーグ 広島1-2巨人

(9月22日 東京D)
 キラや広瀬ら広島5選手が巨人の胴上げをまぶたに焼き付けていた。最後の打者・松山は目の前の光景に「悔しいだけ」。CSで再戦を果たし、雪辱への思いを胸に刻んだ。

 先発ローテーションの谷間。継投で粘る構想は2番手・今村でつまずいた。同点の4回、2四球による2死一、二塁から長野に決勝打を浴びた。明らかな制球難。「そこまで悪くない。たまたま打たれた」は強がりか。

 打線も菊池の同点打による1点に終わった。3回2死一、三塁で初球スライダーをとらえた中前適時打。試合中「変化球を狙っていた。1球で仕留められた」と語った23歳も、敗戦後は「明日頑張ります」。短い言葉に悔しさをにじませた。

 4位・中日が負け、3位以内確定を示すCSクリンチナンバーは4に減った。巨人とCSでの再戦を問われた野村監督は「先のことは一切考えていない。一戦一戦に集中するだけ」。最後の詰めに全力を尽くす構えだ。

 ▼広島・丸(CSで巨人との再戦へ向け)相手どうこうじゃない。ボクらも(CSが)まだ決まっていないので、キッチリ決めないといけない。

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2013年9月23日のニュース