星野チルドレンで10安打逆転!「ゴチ」のお礼打

[ 2013年9月22日 06:00 ]

<日・楽>4回無死一塁、左越え二塁打を放つ銀次

パ・リーグ 楽天7-3日本ハム

(9月21日 札幌D)
 星野監督、ゴチでした!楽天は敵失も絡み、10安打で効率よく7得点。エース・田中を援護した打線の先頭に立ったのが6番・枡田だった。敵失で同点に追いついた4回、なお1死二、三塁から決勝の右前打。フルカウントからの7球目、外角のスライダーにかみついた。

 「(詰まった)汚いヒットだったけど、自分らしさが出た」。Kスタ宮城の室内練習場で、連日行っていた早出特打の成果が出た。対左投手でも、使い続けてくれた星野監督の期待に応えることができた。適時打は8月30日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来。その後に調子を大きく崩していた枡田は「ここのところ、何の仕事もしていなかった。がむしゃらにいった」と喜んだ。

 札幌入りした前夜。枡田と銀次、岡島、19日のソフトバンク戦(Kスタ宮城)で人生初のサヨナラ打を放った伊志嶺の4人は、星野監督にススキノの和食店に呼ばれた。「星野チルドレン」とも呼ばれる面々が集っての食事会。枡田が「野球の話はほとんどしなかったですよ」と笑って話したように、40歳近くも年齢の離れた「オヤジ」のような存在の指揮官とさまざまな話で盛り上がった。

 まさにV目前のチームの一体感。枡田は7回にも3点目のきっかけとなる右中間二塁打を放てば、銀次も2安打で岡島は1安打2四球。「ゴチ」になった面々がそろって結果を出した。ススキノでの優勝の前祝い。星野監督の財布も、全く痛まなかったに違いない。

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2013年9月22日のニュース