バレ 声援に「ありがとう以外見つからない」新記録弾は「最高の感触」

[ 2013年9月15日 21:19 ]

<ヤ・神>3回1死、左越えソロを放ったヤクルト・バレンティンは宮本(左)、つば九郎らナインから祝福される

セ・リーグ ヤクルト9―0阪神

(9月15日 神宮)
 歴史的瞬間は初回に来た。バレンティンの第1打席、阪神先発の榎田が投じた4球目を軽々と左中間スタンドに運んだ。49年ぶりのプロ野球新記録となる56号。球場全体が快挙を祝福した。

 お立ち台で「ヤクルトファンだけでなく阪神ファンも声援を送ってくれて、ありがとう以外見つからない」とまずは感謝を口にした。台風接近でプレーボールが危ぶまれたが、天候が回復、5回の試合成立で真の記録達成となった。

 この日試合がなければ、次の神宮の試合予定は24日だった。本拠地での達成“ラストチャンス”で見事に決めてみせた。その56号は「理想とする、芯でしっかり捉えることが出来た。グレートフィーリング、最高の感触だった」と振り返った。

 バレンティンは3回にも左越えに57号を放ち、元巨人のイ・スンヨプが韓国時代の2003年にマークしたアジア記録も更新した。126試合目での大記録達成。このペースならシーズン終了時には65本となる。「これからもチームの勝利にためにやるのみ、記録は神の決めること。アサッテモガンバリマース」と、次の戦いに目を向けていた。

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