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松井 宝刀スライダー当てられたのは5球のみ 米国に敗戦も収穫あり

<米国・日本>5回1死一、三塁、併殺崩れの間に1点を失った松井

第26回IBAF18Uワールドカップ決勝 日本2―3米国
(9月8日 台中・インターコンチネンタル)
 松井、世界一ならず――。日本は決勝で米国に2―3で逆転負けし、初優勝はならなかった。7日の2次ラウンド最終戦で米国に敗れた雪辱を期して、松井裕樹投手(3年)が先発したが6回0/3を5安打3失点。9三振を奪ったが、5四死球と制球に苦しんだ。今夏の甲子園出場を逃した左腕にとって、これが高校ラストゲーム。今後の進路はプロ入りが決定的で、ドラフト戦線の主役として注目を集める。

 世界一だけを考えてマウンドに上がった松井だが、悔しさだけが残った。星条旗をかざし水を掛け合いながら大騒ぎする相手チームをぼう然と見つめた。

 「後半粘りが足りなくて得点を重ねられた。自分の力が足りなかった」。4回まで無安打投球も5回に同点に追いつかれ、6回2死二塁から甘く入った直球を中前に運ばれ逆転を許した。1―2の7回、先頭ローアに左前打を浴びたところで降板。「気持ちが入りすぎた」と力みから5四死球で105球と球数も増えた。「自分の投球で勝たせることができず悔しい」と声を絞り出した。

 昨夏甲子園の1回戦・今治西(愛媛)戦で1試合22三振を奪い、一躍「時の人」となった。今夏は「全国優勝」を公言してきたが、神奈川大会準々決勝の横浜戦で敗退。それでも世界一を目標に切り替え、7月から練習を再開した。開幕戦で台湾を破り、2次ラウンドでは韓国を封じた。そして決勝。日本のエースとして大事な試合すべてに先発したが、「最後は悔しい思いばかり。この2つの大会を今後の野球人生の糧にしたい」と世界一を手にできなかった。

 今年1月には桐光学園グラウンドの一塁ベンチに「世界一の左腕になる」とボードに記して張り出した。敗れはしたが、メジャー予備軍の米国に対し、伝家の宝刀スライダーがバットに当てられたのは5球だけ。最速147キロの直球とのコンビネーションで9三振を奪い、視察に訪れた10球団以上の大リーグのスカウトもうならせた。「通用するところもあった。また(日本代表の)ユニホームを着たい」。高校野球は終わったが、松井の可能性は無限に広がっている。

[ 2013年9月9日 06:00 ]

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