拓大 創部94年目で東都1部初勝利

[ 2013年9月8日 06:00 ]

<国学院大・拓大>8回2失点で勝利投手となった拓大先発・尾松(左)。初回を無失点に抑えナインに出迎えられる

東都大学野球第1週第1日

(9月7日 神宮)
 秋季リーグが開幕し、1回戦2試合が行われた。第2試合は1部に初昇格した拓大が、11安打の猛攻で国学院大を8―2で下し初勝利を挙げた。開幕戦では史上3校目の5季連続優勝を狙う亜大が、青学大に3―2で勝利。今秋ドラフト候補の九里亜蓮(くり・あれん)投手(4年)が完投し、リーグ戦通算15勝目を挙げた。

 大正9年の創部から94年目。1部初昇格を果たした拓大ナインは、普段通りのプレーを貫き、1部初勝利を挙げた。亜大時代に13度のリーグ優勝と5度の日本一を経験した内田俊雄監督は「歴史的だね。選手はこれから壁にはね返されると思うが、くじけずにやってほしい」と、1勝の重みをかみしめた。

 先発した尾松は9回途中まで5安打2失点。「(先発は)けさ言われた。めちゃめちゃ緊張した」と言いながらもストライク先行の投球で7三振を奪った。打線は5回に好投手・杉浦から4連打をマークするなど11安打で8得点。7回1死二、三塁から中越え2点三塁打を放った北條主将は「こんなに打てるとは思わなかった。勝ったことはうれしいが、勝ち点を取るまで引き締めていく」と快勝にも浮かれることはなかった。

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2013年9月8日のニュース