全足利クラブ辛勝　庭月野が完投勝利

＜福井ミリオンドリームズ・全足利クラブ＞７安打２失点で完投した庭月野

第３８回全日本クラブ野球選手権

（9月7日 西武ドーム）
　１回戦残り４試合が行われた。２年連続３３回目の出場の強豪・全足利クラブ（北関東）は、福井ミリオンドリームズ（北信越）に３―２で競り勝った。このほか水沢駒形野球倶楽部（東北）、和歌山箕島球友会（西近畿）、東北マークス（東北）が初戦を突破した。８日は準々決勝４試合が行われ、ベスト４が出そろう。

　＜全足利クラブ＞エース・庭月野（にわつきの）が７安打２失点（自責１）で完投し、２年連続で初戦突破を決めた。４月に行われたＪＡＢＡ足利市長杯の決勝・所沢グリーンベースボールクラブ（埼玉）戦で完全試合を達成した右腕。「マークされてもその日によって配球を変える」とカットボール、フォークなどで凡打の山を築いた。７回に１４０キロを計測するなどスタミナ十分のエースは「次はもっとテンポ良く投げ込みたい」と０４年大会以来１１度目の優勝へ意気込んだ。