米に完敗…松井で雪辱世界一だ!「燃えてくる」

[ 2013年9月8日 06:00 ]

<18Uワールドカップ 日本・アメリカ>決勝戦へ向けイメージをふくらませる(左から)園部、安楽、松井、上林

第26回IBAF18Uワールドカップ2次ラウンド 日本4―10米国

(9月7日 台中)
 頼むぞ、松井!すでに決勝進出を決めている日本は2次ラウンド最終戦で米国に4―10で完敗。今大会初黒星を喫し、4勝1敗で同ラウンド2位となった。同1位の米国との再戦となる8日の決勝は、松井裕樹投手(3年)の先発が確実。今夏の甲子園出場を逃した左腕エースが、メジャー予備軍を倒して、日本を初の世界一に導く。

 すでに決勝進出を決めていたとはいえ、ここまで7試合で6失点の投手陣がつかまり、2桁失点での完敗。決勝での先発が予想される松井は「負けて逆に燃えてくるものがある」と表情を引き締めた。

 メジャーの卵がそろう米国の強力打線。「今までとは打球の質、スピンが違う」とパワーに驚きながらも、試合中はベンチから攻略法を思い描いていた。「低めにコントロールすれば長打はない。直球とスライダー、変化球を織り交ぜて、気をつけていきたい」。捕手の森友哉が「相手の印象も分かった」と言ったように、相手の特徴を確認できたのはプラスだ。

 松井は今大会、2試合14回を投げ13四死球と制球に苦しみながらも失点は1。決勝は自身初のナイター登板となるため、試合中にブルペンで強めのキャッチボールを行い球の見え方と肩の調子を確かめた。6日のキューバ戦で8回を無失点と好投した安楽もブルペン待機し、文字通りの総力戦。目標を「世界一の左腕」と掲げる日の丸エースは「最高の入りができるようにしたい」と、高校生活の集大成として全てをぶつける。

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2013年9月8日のニュース