NYタイムズ紙 1面でバレンティンの挑戦を紹介

[ 2013年9月7日 08:45 ]

 6日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、シーズン最多55本塁打のプロ野球記録に挑戦するヤクルトのバレンティン外野手に関する記事を1面に掲載し、記録更新に対する日本人の意識の変化を伝えた。

 記録保持者の王貞治ソフトバンク球団会長について「米国でのベーブ・ルースのように崇拝されている」と説明。かつて外国人の記録更新はタブーとされたが、バレンティンの挑戦を歓迎する風潮があると紹介した。識者の談話を用い、長年監督を務めた王氏が現場を離れ、以前ほど記録が意識されなくなったことなどを理由に挙げた。

 また記事の中で、日本球界通で知られる作家のロバート・ホワイティング氏は、大リーグのシーズン最多安打記録を更新するなどしたイチロー外野手(ヤンキース)に対して、米国内に拒絶の動きがなかったことで「日本人が何かを感じた」との見方を示した。(共同)

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2013年9月7日のニュース