DeNA 井納 母親参観に燃えた 前回は記録に残る“惨敗”

[ 2013年9月7日 06:00 ]

<D・広>ヒーローインタビューを終えたDeNA・井納は観客の声援を背にガッツポーズ

セ・リーグ DeNA5-4広島

(9月6日 横浜)
 DeNAの本拠地ハマスタでは初のお立ち台。マウンドより緊張した。3位・広島との直接対決3連戦初戦で自己最長の7回を投げ、4安打1失点。3勝目を挙げたルーキー井納は母・智代子さんが観戦していたことを振られて――。

 「前回見に来ていただいたときは(初回)7失点したので、一生懸命投げました」

 山井にノーヒットノーランを食らった6月28日の中日戦以来の母親参観。初回こそ1死満塁から岩本にストレートの押し出し四球で先制点を与えたが、続く木村の三遊間を襲う強烈な打球を中村に好捕してもらい、自分のリズムを取り戻した。

 「初回は気持ちが空回りして力み過ぎたけど、2回以降は自分のボールを信じて投げました」。最速150キロの速球に110キロ台のカーブで緩急をつけての好投。5回1死一、二塁の打席では初球送りバントを決め、石川の逆転打を呼んだ。

 チームは3連勝。4位タイに浮上し、広島を2ゲーム差に捉えた。殊勲の右腕を「大事なゲームで最高の投球をしてくれた」と絶賛した中畑監督。「あした勝たないと意味がない。投手も野手も総動員で勝ちにいく」と気合を入れた。

 ▼DeNA・後藤(7回に代打で左中間に4号3ラン)最悪フライでもよかったので、ちょっとでも浮いてきたら振っていこうと決めていた。

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2013年9月7日のニュース