バレ 53号逆風に消えた 今カード6四球にイライラも

[ 2013年9月2日 06:00 ]

<ヤ・D>3回1死一塁、四球で出塁するヤクルト・バレンティン

セ・リーグ ヤクルト1-2DeNA

(9月1日 神宮)
 53号は強風の前に幻と消えた。初回1死一、三塁、ヤクルトのバレンティンが内角低めの直球を高々と左翼へ打ち上げた。

 しかし、舞い上がった打球は、先発の松岡が「神宮にしては珍しい」といった逆風に押し戻されて犠飛止まりに終わった。

 「風(の向きが)が違っていれば入ったかもしれない。でも、きょうの風の向きと感触では無理だと思った」

 この日も敬遠を含む2四球と歩かされ、8試合連続四球。今カードは14打席で6四球とイライラが募る。それでも試合後の助っ人は「いい球が来ないとどうしようもない。打つべき球でないボールは振るべきでない。これからもチームのために四球を選ぶよ」と自らに言い聞かせた。

 チームもバレンティンの犠飛による1点だけ。逆転負けで両リーグ最速の70敗となった。5位・DeNAと4・5ゲーム差、CS進出圏内の3位・広島とは8ゲーム差に広がった小川監督は「点を取った後に取られてしまう」と嘆いた。

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