「次の試合」でまた勝てず…楽天、マー君登板の次戦は8勝14敗

[ 2013年8月31日 17:20 ]

<ソ・楽>ベンチで渋い表情の星野監督

パ・リーグ 楽天2―9ソフトバンク

(8月31日 ヤフオクD)
 初優勝へ、マジック25としている楽天はソフトバンクに2―9で完敗。前日はエース田中が7回を3失点で開幕から無傷の19連勝を飾ったが、この日は投手陣が崩れた。

 初回、岡島が摂津の初球を左翼席へ運ぶ先頭打者弾で先制。しかし、先発の辛島が3回1死二塁から細川に適時二塁打を浴びて同点とされ、続く4回には2死から四球で出した長谷川を一塁に置いて松田に中越え二塁打を浴び、勝ち越しを許してしまう。6回には無死二、三塁から長谷川に右前2点適時打を浴びて降板。代わった福山、片山もソフトバンク打線の勢いを止められず、この回大量6点を失った。

 大黒柱の田中は「神様、仏様、稲尾様」と称された稲尾和久の持つシーズン20連勝のプロ野球記録にあと1に迫るなど「神の領域」に近づいているが、実はチームは田中が投げた次の試合で苦しんでいる。

 今季、田中が登板した22試合のうち次戦も勝ったのは8試合だけで14試合は敗戦。勝率は3割6分4厘では、星野監督も頭が痛いはず。悲願の初優勝へ向けて「マー君が投げた次の試合」が楽天のカギを握るといえそうだ。

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2013年8月31日のニュース