土橋正幸氏死去 東映の主力投手として活躍、ヤクルトの監督も

[ 2013年8月26日 15:38 ]

亡くなった土橋正幸氏

 プロ野球、東映の主力投手として活躍し、日本ハム、ヤクルトなどでコーチ、監督を務めた野球解説者の土橋正幸(どばし・まさゆき)氏が24日、都内の病院で死去した。77歳だった。東京都出身。土橋氏は筋萎縮性側索硬化症で療養中だった。

 軟式野球出身で、プロ入りまで硬球を握ったことがなかった異色の右腕は1955年、日本橋高校から入団テストを経て東映(現日本ハム)に入団。真っ向勝負のスタイルは「江戸っ子投法」と呼ばれ、58年から7年連続2桁勝利。61年には30勝を挙げ、62年には日本シリーズMVPに輝き、球団初の日本一に貢献した。通算162勝135敗。

 現役引退後は東映、日拓ホームでコーチ、監督を歴任。84~86年、ヤクルトの監督を務めた。92年には日本ハム監督。

 94年からは沢村賞選考委員として球界の発展に尽力。フジテレビ「プロ野球ニュース」の解説者として、お茶の間にも親しまれた。

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