イチロー2カ月ぶり2割6分台 加藤と再会「おお、おったんかい」

[ 2013年8月26日 06:00 ]

レイズ戦前、ドラフト2巡目でヤンキースに入団した加藤豪将(左)と握手するイチロー

ア・リーグ ヤンキース2―4レイズ

(8月24日 セントピーターズバーグ)
 ヤンキースのイチローは、レイズ戦で4打数無安打1打点。1点リードの5回1死満塁から放った二ゴロの間に打点を挙げたが、2試合連続無安打で打率は2カ月ぶりに・269に落ちた。

 運もなかった。初回、92マイル(約148キロ)直球を左方向に痛烈にはじき返したが、前進守備の左翼手に捕球された。打者によって大胆にシフトを変えるレイズの守備への対応について「ないです」とお手上げの様子。同地区ライバルに連敗を喫し「どうすれば勝つ可能性が高いか。そのためのものを基本的に備えている」と脱帽していた。

 試合前にはルーキーリーグの同僚とともに訪れた今年のドラフト2巡目の加藤豪将と再会した。日米4000安打を達成したイチローについて「人間じゃないようなスイング。(自分も)そうなりたい」という加藤は、今季ルーキーリーグで打率・318、6本塁打、24打点。9月半ばから10月までは教育リーグでプレーする予定だという。緊張した面持ちの加藤から「イチローさん、覚えていますか」と話し掛けられたイチローは「おお、おったんかい。頑張ってるか」と笑顔で後輩を激励していた。

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2013年8月26日のニュース