巨人、1日でまたM消えた…天敵バレ封じ急務

[ 2013年8月22日 06:00 ]

<ヤ・巨>4回途中で高木京(左から2人目)にマウンドをゆずる巨人先発・宮国(左端)

セ・リーグ 巨人3-6ヤクルト

(8月21日 神宮)
 巨人は警戒していたはずのバレンティンに2発を浴び、優勝へのマジックナンバーが再び消滅。原監督は「相手の4番に2本も打たれているようでは、(勝つための)目的を遂行しているとは言えないよね」と苦言を呈した。

 先発の宮国が初回にバレンティンに先制の2ランを浴びた。2ストライクと追い込みながら、つり球が中途半端な高さに入った。5回には高木京も2本目の本塁打を許した。「40本以上打っているバッターだし、まともにいけば打ち返される」と川相ヘッドコーチ。今季4戦全敗となった神宮では4試合中3試合で計4発を浴びている。バレンティンを封じないことには、神宮は「鬼門」となり続ける。

 巨人にとっては、64年に王貞治が樹立したシーズン55本塁打のプロ野球記録を守らなければならない「不文律」がないとはいえない。橋上戦略コーチは「そうなったら歩かせるしかないかもしれない」と苦笑いしたが、「ウチとの試合が多いからね」と残り9試合に向け対策が急務だ。

 ▼巨人・宮国 僕の失投。あそこはもっと高めに外さないといけなかった。

続きを表示

2013年8月22日のニュース