ロッテ　勝負の６連戦白星スタート！井口「頑張るしかない」

＜ロ・西＞ライトスタンドのファンと一緒にバンザイする井口とグライシンガー

パ・リーグ ロッテ４―０西武

（8月20日 ＱＶＣ）
　逆転優勝を狙うロッテにとっては正念場の西武、楽天との６連戦。その初戦を、投打ががっちりとかみ合う快勝で物にしし、首位・楽天が敗れたため、最大７・５あったゲーム差は３・５に縮まった。

　先発のグライジンガーは６回、８２球を投げ３安打無失点の快投で４勝目。今季ホーム初勝利をマークし「いい気分だ」と笑顔を見せた。次回は、今季初の中４日で２５日の楽天戦先発が決まっている中での好投に伊東監督も「きょうは風が強くて大変だったけど、セス（グライジンガー）が良く抑えてくれた。省エネ投球ができた」と称え、完封リレーをした中継ぎ陣についても「きょうの収穫は上野。次も使える」と単なる１勝ではなく、次戦以降につながる大きな勝利だったことを強調した。

　打線も相手のミスに乗じて序盤に４点を挙げた。まずは初回、無死一、二塁でベテランの井口が先制タイムリーを放った。「１、２番がいい形でつないでくれたので、先制点を取れて良かった。初回にいい流れがつくれて良かった」と語り、「残り試合全部が大事。トップを追い掛ける立場で、勝ち続けなければいけないので、頑張るしかない」と力を込めていた。