楽天収益アップへ異例のシーズン中観客席臨時増設

[ 2013年8月12日 06:00 ]

スタンドが臨時で増設されるKスタ宮城

パ・リーグ 楽天10-6ソフトバンク

(8月11日 Kスタ宮城)
 球団初のリーグ優勝へ一直線の楽天がポストシーズンに向け、Kスタ宮城の観客席を臨時で増設する。12日に正式発表される。

 現在の収容人数は2万3451人。他球団の本拠地球場と比べても極端に少なく日本シリーズを開催した場合、チケットの値段が同額であれば4万人規模の球場と1試合で1億円の収益差が出る。前回CSに進出した09年も日本野球機構(NPB)や他球団から収入減を懸念したり、座席増加を求める声があった。

 今回は三塁内野席と左中間席の後方に座席を増設する予定。まだ数は決まっていないが、少なくとも2000席、最大で5000席も視野に入れており、04年の新規参入時の目標である収容人数「2万8000人」を一気にクリアする可能性もある。今季は8度もチケットが完売するなど観客動員も好調で、観客席の増設はファンにとって朗報。星野監督も「ファンの熱気がベンチに伝わってくる」と話している。

 球団は今オフにも三塁内野席や左翼席の上部にメジャーの球場によく見られる「アッパーデッキ」のような客席を設置することも検討している。

続きを表示

2013年8月12日のニュース