中畑監督が故郷福島初采配も凱旋白星ならず

[ 2013年8月7日 06:00 ]

<D・巨>帽子をとり厳しい表情でファンにあいさつする中畑監督

セ・リーグ DeNA0-6巨人

(8月6日 郡山)
 試合終盤に再び降り始めた雨が帽子を濡らす。「ゲームを見てもらえたのは良かったけど、内容は一方的。ファンの皆さんに申し訳ない思いでいっぱい」。DeNAの中畑監督は初采配を振った故郷福島県、郡山市開成山野球場のファンに頭を下げた。

 地元で巨人相手に連敗脱出というもくろみは、いとも簡単にはね返された。午前中からの雨で水たまりができたグラウンドを必死に整備して開催にこぎつけた試合。中5日先発の三浦は7回を2発2点にしのいだが、中継ぎ陣が失点を重ねた。打線も5度得点圏に走者を送りながら「内海の術中にはまった」。今季10度目の零敗である。

 この日の昼間には野球教室に集まった市内13中学130人の野球少年を「君たちが元気に頑張ってくれないと福島の復興はありえない。笑顔をふりまける人間になってください」と激励したが、完敗では笑顔になれない。

 投打がかみ合わず、今季初の6連敗。「あした横浜に帰って何としても…」。元気を伝えるには勝つしかない。

 ▼DeNA・三浦(7回を2被弾による2失点にしのぐも9敗目)打たれたことが全て。負けたら悔しいし、腹が立つ。

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2013年8月7日のニュース