ブランコ100打点王手!球団63年ぶり移籍1年目で達成だ

[ 2013年8月6日 10:10 ]

100打点に王手を掛けているブランコ

 今季DeNAに移籍したトニ・ブランコ内野手(32)がセの打点王争いをリードしている。5日現在でリーグ1位の99打点。史上11人目となる移籍1年目での100打点も目前に迫る。ブランコのバットが球団史上初のクライマックスシリーズ(CS)進出に導くか。

 ブランコは中日在籍時の09年に110打点で打点王を獲得。来日1年目でタイトルを手にした。今季はDeNAに移籍し、ここまで99打点。自身2度目の100打点超えとタイトルが見えてきた。

 過去に移籍1年目でシーズン100打点以上をマークしたのは08年ラミレス(巨)、カブレラ(オ)まで10人しかいない。うちチームでは球団創設1年目の50年に藤井が122打点、門前が110打点で記録しているだけ。ブランコが乗せれば63年ぶり球団史上3人目になる。

 今季のDeNAはブランコの活躍もあって、チーム得点が418点と現在セのトップ。昨年がリーグ5位の422点だから、大きく上回ることは確実だ。過去のセでチーム得点1位の最終順位を見ると優勝42度、2位13度、3位9度となっており、4位以下はない。DeNAでは横浜時代の98、99年と2度リーグ最多得点を記録。98年は優勝、99年も3位といずれもAクラス入りを果たしている。

 ただし、過去5年間のチーム得点を7月末までと、8月以降に分けると、1試合平均得点は11年は7月末までの3・32が8月以降は2・44、昨年も3・00から2・83とやや息切れ気味。球団初のクライマックスシリーズ進出に向け、ブランコを軸に得点力をさらに引き上げたいところだ。

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2013年8月6日のニュース