内川 サヨナラ打に「お待たせしました」骨折理由に祝福から必死の逃走

[ 2013年8月2日 23:40 ]

<ソ・西>12回1死一塁、サヨナラ打を放った内川はガッツポーズ

パ・リーグ ソフトバンク8―7西武

(8月2日 ヤフオクD)
 12回の西武の攻撃をしのいで負けのなくなったソフトバンク。その裏、4番松田が出塁して、打席には5番内川。時計は23時を回り、チームにとっては今季最長となるロングゲームとなった。フルカウントから6球目を振りぬくと、左二塁打となりスタートを切っていた松田が還ってきた。「長い時間お待たせしました。勝てないと損だろうと思って打ちました」

 その打席は「決めるというよりバットに当てれば何とかなる。飛んだ方向がよかった。マッチ(松田)がよく走ってくれた」と4番の激走に感謝していた。サヨナラ打の後は駆け寄るチームメートに「骨折れてるから」と右肋骨亀裂骨折を理由に必死に逃げ回ったが、満面の笑みは痛みを忘れたようだった。

 これで3連勝。首位・楽天までは7差で上位との差はなかなか詰まらないが、内川は「上位に勝たないといけない。勝つ気持ちを出して戦っていきたい」と8月攻勢を誓った。秋山監督も「ドローじゃダメだった。勝たなくては」と執念が劇勝につながり安どしていた。

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